ミニモジュール規格「minimo.N」製作規約・図面


鉄道模型〔Nゲージ〕

 

 コンパクト

モジュール

 

 

 

minimo.N

 (ミニモ.ナイン)

(2015年7月配信開始)

2023年3月改訂更新


【モジュールレイアウトとは…】

一定の規格をもとに製作したモジュールボードを複数繋ぐことでイアウトとなるもの。

◆Nゲージミニモジュール=minimo.N◆

◎この規格は規制を最小限にし、線路が繋がり車両が走行できればジオラマは自由というA4サイズ(210㎜×310㎜)を基本とするコンパクトサイズ。

 KATOの複線間隔33mmを採用。モジュールの接続はユニトラック(KATO)を使用し複線が基本。

 

 制作、収納や運搬にとお手頃です。

 

minimo.Nは、モジュール規格であり、ジオラマの制作は自由。本格的なものから簡素な情景でも、また、専用素材を使用したもの、線路だけでも制作者の自由です。

 

 

■台枠サイズ(モジュールボード)

※台枠(ボード)は自由に自作。又は、業者に委託し制作したもの


◎=minimo.Nのモジュールボードは、基本=奥行210㎜・横幅308㎜・高さ30㎜~60㎜内で制作。M8ボルトなどを使用して、高さ65㎜(ボルト頭部含む)で高さ調整できること。

【1】直線ボード

[基本]直線S62mm×5本分相当。
W:308mm、D:210mm

※横幅は、310mmの倍数で製作OK。
★W:310mm×倍数-2mmで制作。

↑横幅310(308)×210mm複線で制作の場合。

↑横幅310(308)×210mm複々線で制作の場合。

↑横幅620(618)×210mm複線で制作の場合。

 ↑横幅620(618)×210mm複々線で制作の場合。

 ↑横幅620(618)×310mm複線で制作の場合。

 ↑横幅620(618)×310mm複々線で制作の場合。

 

 

 

 

【2】コーナーボード


[基本]=曲線の両端にWS62を使用。

W&b:522mm、D:310mmで斜めにカット(カット無しでも可)。

※ユニトラックWR414/381のカント付+アプローチレール+WS62。(カント無し、復々線OK)

◎S62の使用無しタイプも可。
曲線線路に合わせ自由に製作可。

↑複線の場合

↑複々線の場合

 

 

以上図面3点は画像クリックで大きな図面をご覧いただけますので
作成の際ご活用ください。

 

 

【3】直線、コーナーボード共通要項

 

(A)奥側に100mm拡張可能。
※注=コーナーボードは奥側には拡張不可。

 (B)直線・コーナーボードは手前側に100mm拡張可能。

※最大に拡張した場合、D:410mmとなり、線路は台枠手前端から133.5mm(レール中心迄は146mm)の位置に1番線となる。(基準であり線路位置は自由)

 (C)地面までの空間60mm以内は自由に活用OK。


■台枠の置き方、接続方法

  原則として、机、床、畳等の平面スペースの上に直線・コーナーモジュールを接続。
  高架線路などや他規格モジュールとの接続できれば可能

  台枠同士との高さ調整は、

65mm~70mmで行う。(基準)

 

 基準以外の高さボードの場合は、接続可能であればよい。



■線路配線

【1】基本位置

 (A)台枠手前から33.5mm(レール中心迄は46mm)位置が1番線、33mm間隔に2番線の複線が基本とする。

但し、接続できれば線路位置はどこでもよい。

 (B)KATOのユニトラックと他社の線路を組合せることもOK。

 (C)本線を曲げたい場合や分岐する場合などで、ボード複数枚で一体となるモジュールでもよい。

◎台枠からはみ出すジョイナーは取り外すことで破損を防止。(収納、運搬時)


【2】最小半径・ポイントレール

 (A)半径は問わない。
※新幹線の走行に考慮する。

 (B)ポイントは、4番・6番ポイント使用。   その他の種類、メーカー問わない。


【3】勾配の可否

  基本は不可。

但し、昇りと降りをペアで準備すれば接続可能。


【4】架線柱の設置(各ボード共通)

  KATO又は他社の複線・単線架線柱を使用。架線柱無しでもよい。
(架線柱の種類や、使用数、固定は自由)


■電気接続

【1】線路への給電及び台枠間の電気接続方法

 (A)1・2番線ごとに、フィーダー線路S62Fを使用。
(復々線は3・4番線も同様)

Mタイプ配線(minimo.N規格)
手前から1番線=白・青、2番線=白・青にする。
★フィーダーコードには1番・2番の印をつける。

(B)線路の接続により給電。コントロールユニットより線路に送電する。

 (C)各ボードにフィーダー線路の使用は自由。(できればフィーダー線路を使用することを推奨)



■建築限界

  特に規定ありません。



■その他

 【1】ジオラマ

  自由に製作。無くてもよい。

 【2】台枠の塗装

  ボードの塗装には、水性多用途塗料・水性木材保護塗料など自由に塗装可。無塗装でもよい。


■minimo.Nボードの主な種類。

(ボードには、ネジナットが取り付けてあります)

★minimo.N規格を公開しております。モジュールレイアウトを始める個人の方、グループを歓迎致します。是非、規格を参考にして下さい。




★基本ボード
D210×W308×H63~60

★ロングボード
D210×W618×H30~60

★拡大ボード
D310×W308×H30~60
[手前又は奥側に10cm迄拡大タイプ]

★拡大ロング
D310×W618×H30~60

[手前又は奥側に10cm迄拡大タイプ]

★拡張ボード
D410×W308×H30~60
[手前と奥側に10cm拡大タイプ]

★拡張ロング
D410×W618×H30~60
[手前と奥側に10cm拡大タイプ]

★コーナー基本サイズ
b522×W522×H30~60

(D310で斜めカット)
[S62有の基本タイプ R414/R381複線カントレール・アプローチ線路使用]

★コーナー最小サイズ
b460×W460×H30~60

(D310で斜めカント)
[S62無タイプ R414/R381複線カントレール・アプローチ線路使用】


各種サイズボード・特殊サイズなどは自作すると安くできます。ホームセンターなどで木材をカットしてもらうことをおすすめいたします。(板の厚みによりカットサイズが異なるため注意!)

以上